破綻論理。

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空の記憶

第5話 覚悟First posted : 2015.08.23
Last update : 2022.09.27

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 重たい荷物を転がして向かったのは、魔法使いの街、ホグズミードだった。
 いつも雪が積もっている印象だったホグズミードは、夏も涼しげで居心地が良い。人通りも少なく、ぼくが知っている街とは少し違って見えた。閑散期なのかもしれない。

『三本の箒』に向かうと、店主のマダム・ロスメルタがにっこり笑顔で迎えてくれた。彼女はいつも感じのよい笑みを浮かべている。
 ホグワーツのホグズミード休暇で、いつもここにはジェームズやシリウスたちと来てたっけ。ほんのちょっと前のことなのに、随分と懐かしく思えた。

 表通りの人は少なかったが、『三本の箒』の中はいつも通り喧騒に溢れていた。
 よかった、ここまで静まり返っていたら、どうしようかと思っていた。

 一番奥まった席に向かうと、ぼくを呼び出した張本人、ライ先輩はもう既に来て座っていた。黙って分厚い本のページをめくっている。ちらりと覗いた感じでは、どうやら医学関係の本のようだった。
 ぼくはマダム・ロスメルタにアイスバタービールを一杯注文すると、黙ってライ先輩の正面に腰掛けた。

 注文の品が出てくるまでの間、両手の指を合わせ、ぼんやりと視線を店に漂わせる。
 やがて届いたバタービールに口をつけた瞬間、ライ先輩はやっとぼくを見た。構わず一口飲む。相変わらず、甘い。

「……

 先に口を開いたのは、ライ先輩の方だった。本を閉じると、ぼくに向き直る。
 ぼくはグラスをテーブルに置くと、その視線を正面から受け止めた。

「謝らないでください」

 ライ先輩の言葉を押しとどめる。虚をつかれた表情で、ライ先輩は黙った。

「ライ先輩のせいじゃない……先輩が気に病むことなんて何もないんです。むしろ、ありがたいとまで思ってるんですよ」

 両手の指を合わせ、ぼくは静かに微笑んだ。

「……いや、ぼくの方こそ謝らないと。この前、両親からぼくを引き離そうとしてくれましたよね。その時に吹き飛ばしてしまって、ごめんなさい。怪我とかありませんでしたか?」
「……っ、あぁ……大丈夫だ」

 ライ先輩はぼくの顔から目を外すと、「……お前に、言わなきゃならないことがある」とぼそりと呟いた。

「だから、謝らなくていいですって……」
「謝罪じゃない。……いや、謝罪も含むのか」

 自嘲気味に、ライ先輩は唇を歪めた。小さく息を吸うと、手元の医学書の表紙をさらりと撫でる。
『neurology of magical medicine』──魔法医学における神経内科学、か。

「……一体何から喋ればいいのか……俺は、喋るのが下手だから、よく分からない。分かりにくいところがあったら……聞き返してくれて構わない」

 長い前髪で、ライ先輩の目は隠れて見えない。

「……お前は知っているか知らないが、俺は前回の魔法魔術大会の優勝者だ」

 それは、知っている。
 ライ先輩は続けた。

「当時も、上級生を押しのけて四年が優勝した、ってのは珍しくてな……色々、注目されたもんだ。お前と違って、俺は頭の足りない馬鹿なガキだったから……優勝した、ってだけで、自分は強い、最強だ、天才だ、なんて、有頂天になったもんだ」

 ……有頂天になったライ先輩って、どんななんだろうか。全然想像がつかない。
 というか、有頂天になったと言っても、実際にライ先輩は凄い人だから、正しい評価だと思うのだけれど……それでも、本人がその当時の自分を『頭の足りない馬鹿なガキ』だと恥じているのなら、ぼくがそれを否定するのはあまりにも無遠慮だ。

「……ぼくだって、頭の足りない馬鹿なガキでしたよ」

 小さな声を、しかしライ先輩は聞き逃さなかったようだ。前髪の隙間から、じっとぼくを伺う。ぼくは目を伏せると、無言でライ先輩に話の続きを促した。

「……夏休みが始まって、ホグワーツから家に帰った。その日、『奴』が──『ヴォルデモート』が──家にやって来た。
 ヴォルデモートは、一瞬で俺の家族を滅茶苦茶にした。俺以外の家族全員を、一瞬で意識のない状態にしてしまった。そして、ヴォルデモートは俺に選択肢を与えた。『このまま家族全員が死ぬ』か、『ヴォルデモートに一生逆らわない、という条件付きで、家族全員が生きるか』だった。……俺は、後者を取るしか道がなかった」

 ライ先輩はそこで言葉を切ると、濃い色のコーヒーを口に含んだ。そして長々と息を吐くと、続ける。

「……父、母、そして妹。三人の意識は、まだ戻らない。医者もどうしていいのか分からずに匙を投げた。……だから俺は、医学者になろうと決意した。家族を治すために」

 そういうこと……だったのか。

「……俺の家は、純血家系ではないが、かと言ってマグルの間に生まれた子、という訳ではない。俺はグリフィンドールだったが、父と母はレイブンクローの卒業生だ。グリフィンドールとスリザリンの対立にもそう縁はない。そんな我が家がヴォルデモートに襲われた理由を考えると、俺の存在以外に思い当たらなかった。もしかして、この魔法魔術大会で優勝した人間に対し、ヴォルデモートは害を与えているのではないだろうか。枷を嵌めているのではないだろうか。そう思い立ったら、それ以外には考えられなくなった。そして──申し訳ないが、今回のお前の件で、俺の妄想は真実だったのだと分かった」

 ぼくは目を瞑った。今までのライ先輩との会話で、一体どういうことだろうと首を傾げていた部分の意味が、ようやく分かった。

「……幸いにも、俺が在学中に、もう一回魔法魔術大会が開かれることになった。だから、今年の犠牲者は出ないだろうと慢心していた……お前の真の才能を見くびっていたんだ。
 お前を、心のどこかで侮っていた。自分が、誰かに負けるなんて考えたこともなかった、俺の驕りが招いた結果だ。真に、後輩に負けるなんて思ってもいなかった」

 すまない、と、ライ先輩はぼくの目を見た。その目を見返せずに、ぼくは目を逸らす。
 どうして英国人は、謝る時に相手の目をじっと見るんだ。本当に止めて欲しい。

「……もう、学校側とは話をつけた。魔法魔術大会は、この前の大会で最後だ。もう二度と開催されることはない。……お前が、最後の優勝者だ」

 ふと、トランクの中の盾を思い出した。魔法魔術大会で優勝した証。両親に見せようと思って、日本に持ってきていたのだった。結局、それは叶わなかった訳だけど。

 もう、ぼくが帰る家はなくなってしまった。手元に置いておくのも億劫だし、学校で預かってもらおうか。

「……話は、それだけですか」

 そう呟くと、ライ先輩は少し身じろぎした。

「……違う。あともう一人、この場に来るはずなんだが……」

 思わず顔を上げた。ライ先輩は時間を確認すると、普段通り眠たげな無表情に、僅かばかり渋い色が混ざる。

「あと一人……?」
「あぁ……っと……噂をすれば……」

 ライ先輩が入り口の方へ目を向けるのに、ぼくも身体を捻った。そして、目を瞠る。

 我がレイブンクロー寮の監督生──否、この前卒業してしまったから『元』監督生か──エリス・レインウォーター先輩だ。
 エリス先輩はぼくらに気付くと、軽く片手を上げた。

「遅いぞ、エリス」
「すまないね、研修が長引いてしまったんだ」
「闇祓いの?」
「そう。最近色々とゴタついててキナ臭いから……やぁ、幣原。わざわざ来てもらってすまないね。父君と母君の件、御愁傷様だった。心からお悔やみを申し上げるよ」
「い、いえ……」

 ライ先輩は分かる。がしかし、どうしてエリス先輩までもがここに? 

 訝しむぼくを尻目に、エリス先輩は紅茶を一杯頼むと、ライ先輩の隣に座った。先輩二人と向かい合う形で、なんだか面接みたいだ。

「……さて。単刀直入に聞きたい」

 ライ先輩は、静かにぼくを見た。

「お前は、両親を殺したヴォルデモートや、彼に従う手下達と、戦う気はあるか?」

 息を呑んだ。

「こら、ライ。直接的過ぎる、もう少し配慮を……」
「いや。そんなものは必要ない。俺が知りたいのは……覚悟だ」

 覚悟。──それは。
 以前、ライ先輩とした会話を思い出す。

『……俺には、エリスみたいな覚悟がなかったから、かな』

 ──覚悟とは。

幣原。あまり真剣に考えこまなくても大丈夫だよ。君はまだ幼いし、両親のことからまだ日が浅いんだ、考えがまとまらなくても全然不思議じゃ──」
「いえ」

 エリス先輩の言葉を遮って、ぼくははっきりと言った。
 自分の言葉で。

「戦いたい……絶対にヴォルデモートを見つけ出して、両親の墓の前で土下座させてやりたいんです」

 指先が戦慄く。

 満たされた、と思った。両親が死んで、空っぽだった自分の中に、ライ先輩の言葉はしっくりと入ってきた。

 戦う。ヴォルデモートと。手下たちと。
 絶対に許してはならない。ぼくは、ぼくの両親を殺した奴を、絶対に許すことは出来ない。

 ──自らの中の復讐心を、生まれて初めて感じた。こんなにも誰かを憎んだことなど、生まれて初めてだった。

「……死ぬかもしれないんだぞ。これはこの前の魔法魔術大会のようなお遊びの決闘じゃない。本気の殺し合いだ。幣原……君にその覚悟は本当にあるのか? 誰かを殺す覚悟も、殺される覚悟も、本当に備わっているのか? 戦場に身を投じる覚悟が、君にはあるか?」

 覚悟。覚悟。覚悟。
 言葉の重みを噛み締める。

「はい」

 ぼくを見て、エリス先輩は、
「嫌な目だな」
 と言って笑った。

「じゃあ早速だ。本題に入りたい。こればっかりはライが提案できない事案だから、私が呼ばれた訳だけどね」

 そう言ってエリス先輩は、ぼくに身を乗り出した。「これはまだ構想段階で、始動はしていないんだけど」と前置きすると、口を開く。

「アルバス・ダンブルドアが、ヴォルデモートの陣営に対抗するために組織を創設した。この組織は闇祓いや魔法省とはなんら関係のない、日々強大になっていくヴォルデモート側に対抗したい人間だけが集まるレジスタンス集団だ」
「ダンブルドアが……」

 小さく呟く。エリス先輩は頷いて見せると、続けた。

「あぁ。おそらくメインとなる活動は、ヴォルデモート陣営の動向調査や、場合によっては戦闘も大いに考えられる。当然、熟練した魔法の使い手でないと意味がない。幣原……君の才は、今や誰もが認めるところだ。両親の件の直後に畳み掛けるようで悪いが、どうか頼む、私たちに力を貸して欲しい」

 エリス先輩から目を逸らした。なるほど、確かにこれは、ライ先輩は出来ない頼みごとだ。
『家族』という人質を取られているライ先輩は、一体どんな気分でぼくを見ているのだろうか。足枷のないぼくを。

「……ぼくでよければ、喜んで」

 エリス先輩は、ぼくの言葉に悲しげに微笑んだ。
 ぼくに右手を差し出す。

「ありがとう。そして……ようこそ、日の当たらない世界へ」

 エリス先輩の手を、ぼくは取った。

 

  ◇  ◆  ◇

 

 誰もが待ちに待った今日が、ようやくやって来た。クィディッチワールドカップに向けての出発の日だ。

 ぱっと目が覚めたときは、外はまだ暗かった。
 部屋では、まだ双子は爆睡している。寝るときの体勢が全く同じで、なんとも微笑ましい気分にさせられる。本当、寝ているときは静かなのになぁ。

「フレッド、ジョージ。起きなよ、朝だよ」
「「んー……」」

 ゆさゆさと双子の布団を揺さぶると、二人は同じ表情で唸り、同じタイミングで寝返りを打った。流石だ、と感心しそうになるが、そんな場合じゃない。
 階下からは、微かに物音がする。モリーおばさんが起き出して、早い朝の準備をしているのだろう。
 もう少ししたら、モリーおばさんがぼくらを起こしにくる。双子の部屋は、昨日悪戯商品のことで議論を戦わせてそのまま寝落ちしてしまったから、おばさんに見られてはマズいものが出しっ放しなのだ。
 おばさんがぼくらを起こしに部屋に入ったが最後、双子はワールドカップの会場に姿を現すことが出来ないだろう。

「むー……起きろっ!!」

 揺さぶるのは諦めて、ぼくは勢いをつけて双子の上にダイブした。「うぐっ」と苦しげな声を漏らした後、やっと双子の目が開く。

「なんだよアキ……まだ夜じゃないか……」
「眠いよ寝かせてくれ……頼むよパトラッシュ……」
「モリーおばさんが起こしにくるまで寝かせておきたいのは山々なんだけどね。君ら、この部屋の惨状を見てもおんなじ台詞が言える?」

 双子はのっそりと起き上がると、目をぱちぱちさせて部屋をぐるりと見渡した。そして二人同時に「「ヤバい!!」」と叫ぶと、二人揃ってベッドからバッと立ち上がる。

「フレッド、ジョージ? 起きてるの?」
「「起きてるよ、ママ!」」

 こんな理由で、モリーおばさんが起こしに来る前にぼくらが目を覚ましていたということは、ぼくら三人の小さな秘密だ。





 ぼくらがウィーズリー家を出たときは、まだ薄暗く、西にはまだ月が出ていた。東の方角を見れば、日の出が近いのだろう、ぼんやりとした光が見える。肌寒くて、ぼくは自らを抱くように両手を回すと、身震いした。

 皆はまだまだ眠そうだ。それに、双子なんかは、さっきモリーおばさんに『ベロベロ飴』を取り上げられたのが、よほど腹に据えかねているらしい。むっつりと歩いている。

 ぼくらは、ワールドカップへ行くために『移動キー』のあるストーツヘッド・ヒルへと向かっていた。
 辺りは草むらと足元の小道、それに点在する家々以外は何もなく、皆眠そうでお喋りに興じてくれそうな人がいないため、ぼくは黙って、時折空を見上げながら歩いた。
 今の季節は夏だが、もう夜明けのこの時間、冬の星座が見えかけている。アルデバランが出てくるのと夜明け、一体どちらが早いだろうか。ぼくは心の中で、一人その勝負を楽しんだ。

 勝負の結果は、夜明けの勝利だった。空中が群青色に変わった頃には、ぼくにはもう空の移り変わりを楽しむ余裕はなくなってきていた。丘は案外急斜面で、そして舗装されていない、自然のままだったからだ。一歩一歩を踏みしめることが目標となった。

 やっと風景が開き、平らな地面を踏んだときには、まだ早朝だというのに、ぼくらは疲れてクタクタだった。

「やれやれ、ちょうどいい時間だ。あと10分ある」

 ウィーズリーおじさんが時計を見つつ呟いた。

「さぁ、後は『移動キー』があればいい。そんなに大きいものじゃないはずだ……さぁ、探して……」

 移動キーは、マグルが間違って持っていかないように、ガラクタのような見かけをしているらしい。正直そんなことを言われても困る。ぼくらに『移動キー』とガラクタの区別がつくものか? 

 ぼくらが探し始めて数分経ったとき、初めて聞く声が静寂を破った。

「ここだ、アーサー! 息子や、こっちだ。見つけたぞ!」
「エイモス!」

 ウィーズリーおじさんはニッコリ笑って、声の主のいる丘の頂きの向こうへと歩いていく。ぼくらも自然と、おじさんの後に従った。

「みんな、エイモス・ディゴリーさんだよ。『魔法生物規制管理部』にお勤めだ、息子さんのセドリックは知ってるね?」

 おじさんは、声の主──エイモス・ディゴリーさんと握手をしながら、ぼくらを振り返った。
 ディゴリーさんの隣に佇む青年、セドリックが、微笑んで「やあ」と皆を見回す。ぼくらも同じく挨拶を返したが、双子はむっつりとした顔のまま頭を軽く揺らしただけだった。どうやら去年セドリックのチームであるハッフルパフが、クィディッチでグリフィンドールを負かしたことを、まだ根に持っているようだ。

 セドリックはぼくに目を止めたようだ。爽やかで人好きのする笑顔で、ぼくに歩み寄ると「えーと、初めまして、だよね?」と言い、手を差し出した。

「そうだね。もっとも、ぼくは君を一方的に知ってはいたけれど……」

 なにせ有名人なのだ。
 グリフィンドールの天敵はスリザリンであるように、レイブンクローのライバルはハッフルパフだ。自然、ハッフルパフに燃やす対抗意識は大きくなり、対ハッフルパフ戦は注目されやすい。
 そんな中、ハッフルパフのシーカーである彼を知らない人なんて、(かつての幣原ならともかくとして)レイブンクローにはいないんじゃないだろうか。

「なら、それはこちらも同じだね。僕も、君を一方的に知っていたから」

 え、と、ぼくは目を瞬かせてセドリックを見上げた。セドリックは意味有りげに笑うと「君は案外有名なんだよ?」と告げる。
 なんだよそれ、と言おうと思ったが、ディゴリーさんの「お前はハリー・ポッターに勝ったんだ!」という大きな言葉に、思わず口を噤んだ。セドリックは困ったような顔で、自らの父に言う。

「父さん、ハリーは箒から落ちたんだよ、そう言ったでしょう……事故だったって」
「あぁ。でも、お前は落ちなかった、そうだろう? うちのセドは、いつも謙虚なんだ……」
「いつもあの調子だ……気にしないで」

 セドリックはぼくにそっと耳打ちする。はぁ、とぼくは生返事を返した。

「そろそろ時間だ。『移動キー』に触っていればいい、それだけだよ」

 ウィーズリーおじさんの声に、セドリックはぼくから離れて行った。あ、と少し惜しい気持ちを抱えつつ、ぼくは彼を見送る。

 ぼくらは、ディゴリーさんの掲げた古いブーツの周りに集まっていた。ウィーズリーおじさんがカウントする。

「3……2……1……」

 ゼロ、がカウントされるべき瞬間、ぐいっと身体が前に引っ張られる感覚がした。浮遊感と共に、風景がぐるぐると渦を巻く。煙突飛行と、感覚的には同じだ。全く、こんなのに慣れる気がしない。

 足がやっと地面についた、と思ったときには、ぼくは地面に倒れ込んでいた。「きゃっ」という小さな声と共にぼくの上に折り重なってきたのは、多分ジニーだろう。言葉にならない声を上げ、ぼくは悶える。

「五時七ふーん。ストーツヘッド・ヒルからとうちゃーく」

 ぼくらが到着したことを知らせるアナウンスの声が聞こえた。



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